スーパーの冷凍うどんが"お店レベル"にバケる! 寒暖差で疲れた胃腸にやさしい「極上かきたまうどん」卵フワフワの裏技

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菜箸などを伝わらせて、卵を加えていきます。つゆに片栗粉(デンプン)を加えて加熱すると、粒子が膨らんで糊化し、液体の中に細かな「網目状のネットワーク」ができます。この網目が卵を優しく受け止めるので、下に沈まない=鍋にくっつきません。これが、先にとろみをつけてから卵を加える理由です。

つゆ出来上がり
沸いたら、つゆが出来上がりです(写真:筆者撮影)

すべての卵を入れ終えたら、そのまま沸かして卵に火を通します。とろみはつゆの対流を穏やかにする効果があるので、つゆの中に卵が散らばることも防げ、ふんわりと仕上がるわけです。

梅干し入りのお湯でゆでるワケ

冷凍うどんをゆでていきますが、梅干しを入れるのがこのレシピのポイント。梅干しはトッピングにも使えますが、ゆでるお湯に加えることでpHが酸性に傾きます。

酸性の湯で加熱すると、うどんの表面のデンプンが溶け出すのを抑えつつ、中のグルテンをギュッと引き締めるので、伸びにくくなります。冷凍うどんなので生麺ほどの効果はありませんが、いずれにせよ梅干しは食べるので、ここで加えても損はありません。

冷凍うどん
最近の冷凍うどんは優秀なので、扱いは楽です(写真:筆者撮影)

あとは湯が煮立ったところに冷凍うどんを加え、1分ほど熱くなるまで加熱するだけです。ザルなどで水気を切り、うどん鉢に移しましょう。そこにかきたま汁を張り、青ネギを添えたら出来上がりです。

もしも、塩味が薄く感じられたら塩を足すのではなく、おろししょうがを足してみてください。しょうがに含まれる辛み成分は舌の表面を適度に刺激し、味覚の感度を一時的に高めてくれる性質があるので、うどんをよりおいしくしてくれます。熱々のうどんをすすり、体を内側から温めることで、この時期も上手に乗り切れるはずです。

樋口 直哉 作家・料理家

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ひぐち・なおや / Naoya Higuchi

1981年東京都生まれ。服部栄養専門学校卒業。2005年『さよなら アメリカ』で第48回群像新人文学賞を受賞しデビュー。著書に小説『スープの国のお姫様』(小学館)、ノンフィクション『おいしいものには理由がある』(角川書店)、『新しい料理の教科書』(マガジンハウス)、『最高のおにぎりの作り方』(KADOKAWA)などがある。

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