ハリウッドが日本の"リアル"に熱視線? 映画『レンタル・ファミリー』が《日本の代理家族派遣業》に注目したワケ
「是枝裕和監督の『怪物』(23年)がカンヌ国際映画祭で注目され、興行的にも欧州でまずまずの興収をあげています。それから『ゴジラ-1.0』(23年)がアメリカ国内で約81億円を稼ぎ出した。
それ以前には、韓国の『パラサイト 半地下の家族』(19年)や、アメリカに住む中国系移民一家にフォーカスした『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(22年)がアカデミー賞を獲得するなど、アジアンのキャストや監督、スタッフが認められています。
『パラサイト』は全世界興行収入3億ドル、『エブリシング〜』は同1億5千万ドルという実績を出している。そのような前段があるので、アジアンの一角である日本への関心が高まる土壌はできていたのです。
イギリスでは山田太一さんの原作を翻案した『異人たち』(23年)が公開されている。これもまた世界的な評価を得て、なおかつインディーズ映画としては200万ドルの大台に乗せた興行収入で信頼を得たのでしょう。
こうした流れがあり、題材的に日本、それもドメスティックな日本の文化は面白い、と海外の映画人に認識されるようになったんです。そもそも村上春樹、村田沙耶香、柳美里などの小説が高い評価、市場価値を得ていますから、カルチャーとしての日本の下地は盤石だった」
ジェンキンス氏は諸作の質的な高さ以前に、日本の現在に即した映画や文学の市場価値が“熱さ”のコアにあると強調する。
自販機が町のあちこちに設置されている光景は面白い
映画潮流の真っ只中にいる人は、どう考えているのか。『レンタル・ファミリー』のプロデューサーの1人、山口晋氏に聞いてみた。山口氏は映像制作会社ノックオンウッドを05年に設立。 今年で21年目を迎えるバイリンガル・プロデュースチーム(多国籍に製作を展開)を率いる代表である。





















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