また、かつてイランには30万人規模のユダヤ人コミュニティがあった。しかし革命後の現体制となってから、その関係性は180度変わった(「イランがイスラエルを強く敵視する理由は何か」参照)。
2025年6月、イスラエルは「ライジング・ライオン」作戦で、イランの核関連施設や軍事拠点に大きな打撃を与えた(「イラン攻撃に踏み切ったイスラエル・ネタニヤフ首相の胸の内、自著で語っていた予見と現実」参照)。この2年半でハマスやヒズボラといったイランの代理武装勢力は弱体化し、今やイランを支持する国や組織はほぼない。前述のとおり、イランは周辺諸国への攻撃を繰り返しており、自ら孤立を深めているようにみえる。
意外と少ないイスラエル批判の声
加えて、25年末から国内ではイラン国民による反政府デモが起きていた。政府はデモを弾圧し、3000〜5000人の犠牲者が出たと言われている。軍事的にも内政的にも、現政権は孤立無援の状態になっていたのである。
アラブ諸国の反応を見ても、イスラエルを批判する声は、実は少ない。サウジアラビア、UAE、ヨルダンといった穏健アラブ諸国は、表面的には「冷静な対応」を呼びかけつつ、背後ではイスラエルとアメリカ軍に空域を提供し、イランから発射されたミサイルの追跡情報を共有した。「中東防空同盟(MEAD)」が実質的な軍事同盟として機能していることが証明された。






















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