プロテスタントにとって勤勉とは、自分が神に救われる人間なのかわからない強い不安の中で、救われている兆候を勤労の中に見いだそうとする行動だ。彼らは中世カトリックの修道士の禁欲的生活を世俗でも要請された。問題は、近代になり宗教的関心が薄れた後も、禁欲的生活態度や合理的行為が資本主義の下で維持された点だ。ウェーバーは、プロテスタントの規範が人々を拘束し続けることを警告したのである。本書終盤では、そうした世界が「鋼鉄のように固い檻」と表現される。
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