「イラストを描く?」京大首席のかるた名人が教える「目だけで覚えない」英単語記憶術

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

つまり、耳も口も手も頭も使って覚えていかないといけないのです。そうしないと、覚えられないのです。この記事では、どのように五感を使って英単語を勉強していくのかについてお話ししたいと思います。

「五感を使って記憶する」とは?

耳を使う——音声で記憶を強化する

まず目だけでなく、耳も使う必要があります。今はYouTubeで英単語の読み上げ動画が無数にアップロードされています。単語を1つ1つ丁寧に発音してくれるものを選べば、それを聞くだけで聴覚からの情報が加わります。

ただし、聞くだけでは不十分です。音声に合わせて、自分でも小さな声で発音してみることが重要です。口を動かすことで運動感覚が加わり、さらに自分の声を自分の耳で聞くことで、記憶の回路が二重に強化されます。

特に英語は発音とスペルが一致しないことも多いため、音で覚えることで後々のリスニング力やスピーキング力にもつながります。

手を使う——視覚イメージと結びつける

手で何かを描くのも非常に効果的です。例えば、fierce(激しい)という英単語があります。みなさんはこれをどのように覚えますか?もちろん、ただ「fierce = 激しい」というのを見ているだけでは、すぐに忘れてしまいます。

そこで、fierceという英単語をまず文字で書いてみます。そしてそれと同時に、炎が燃え盛る映像や「怒り」の感情をイメージし、炎のマークを横に描いてみます。

このように感覚的なイメージを補うように手で描き、覚えようと努力します。すると、感覚的なイメージが視覚的にも定着し、単語を見たときにその情景が自然と浮かぶようになります。

イラストが苦手な人でも、簡単な記号や図形で十分です。大切なのは、自分の手を動かして、視覚と運動感覚を結びつけることなのです。

頭を使う——語源や理屈で理解する

さらに、覚えやすくするために理解しようと噛み砕いていくことも大事です。英単語であれば、語源を気にしてみるのもいい方法です。

例えば、exposeという英単語は「さらす」という意味がありますが、これはex(外へ)とpose(置く)が組み合わさったものだと言われています。「外に置く=さらす」というイメージが湧けば、丸暗記するよりもはるかに記憶に残りやすくなります。

他にも、接頭辞や接尾辞のパターンを知ることで、初見の単語でもある程度意味を推測できるようになります。このように、理屈で理解することで記憶の土台が強化されるのです。

次ページいずれ自分の「記憶タイプ」がわかるようになる
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事