外資系コンサルが実践「キャリアを逆算」する方法。20代コンサルが「5年で事業責任者」を目指す場合を考えてみる
現状では、自分の外部・内部環境を正確に分析して把握します。具体的には外部環境をキャリア市場の5フォースで、内部環境はVRIOとキャリア・バリューチェーンで分析します。ただし、5フォース分析はキャリアを考える上では多少複雑になりがちなので、よりシンプルな「3C分析」というフレームワークを使って解説していきます。
そして打ち手では、SWOT分析→クロスSWOT分析で戦略テーマを抽出し、KPI(行動指標)に落とし込みます。このように、キャリア戦略は1年目で見てきた経営戦略と同じ構造で捉えられます。言い換えると、会社という事業体を自分という事業体に置き換えて考えていくわけです。
事例:20代コンサルが「5年で事業責任者」を目指す場合
具体例を挙げて解説しましょう。20代のコンサルタントが「5年後に新規事業の責任者になる」という目標を掲げたとします。
このコンサルタントは、定性的な目的に「顧客の“収益が上がる”をつくり続ける事業家になる」を掲げ、定量的な目的を「35歳までに年商10億円の事業計画責任者になる」と設定しました。
次に現状分析として、キャリアの5フォース(需要、新規参入、代替、供給者、買い手)による外部環境分析を実施。ビジネスへの橋渡しができるAIやデータ人材の需要が増大しているという市場ニーズ(需要)をつかみました。
新規参入では、学習コスト低下で初級人材が増加し、差別化が求められており、代替では、自動化ツールの普及により、単純分析は代替されやすくなりつつあります。供給者においては、オンライン講座や生成AIを通じて最新知識を得やすい環境が整っています。そして、買い手を見ると、企業の採用担当は「事業を動かせる人」を重視しています。
内部分析では、VRIOによりプロジェクトマネジメントや合意形成、事業計算のスキルはV・R・I・Oが揃う強みであることを確認。キャリア・バリューチェーンを通じて、「顧客の課題定義→解決設計→意思決定支援」は価値が出る工程であり、「汎用資料作成→単発分析」は外注で対応したり自動化が進んだりするため価値が薄い工程であるとわかりました。




















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