ご相談者の方は、ご自宅を開放してお友だちを受け入れているように感じられました。これはとてもよいことです。いろいろご事情はあるでしょうが、ぜひ多くの人に見習ってほしいと思います。
週に一度でもかまいません。できるだけ自宅を開放して、多くの子が安心して交われる場をつくってあげてください。もちろん「うちの子がいないときはダメだよ」「○時になったら帰ってね」といったルールは決めていいです。よその子でも、しかっていいのです。堂々と、自信をもって、わが子とその友だちを見守ってください。
そしてわが子には「きれいなものも汚いものも、全部拾って帰ってきていいよ。いいか悪いかは、親が、家で、しっかりと教えてあげるからね」と、そのような姿勢でいてください。子どもの社会性がのびのびと育っていくと思います。
人と交わる力の根底にある「信じる力」
自然に人と交わることのできる人に共通するのは、「人を信じる力」をもっている、ということです。
この力はいつ育つのかというと、赤ちゃんのころからでしょう。「ママは泣いたらあやしてくれる」「おなかがすいたらミルクをくれる」と信じるから、赤ちゃんは泣くのです。そして実際に親はそうしてくれるので、親子の間には強い信頼関係が築かれるのです。
成長にともなって信頼の対象は、祖父母や親戚、園や学校の先生たち、そして友だちへと広がっていきます。人を信じる力が着実についている証拠です。
一方で、「人を安易に信じていいのか?」という議論もあります。子どもを狙う事件が起きると必ずそう言われます。
でも、大丈夫です。人を信じる力は、信じられない人を見分ける力でもあるのです。信じるべき相手をちゃんとわかっている人は、やみくもに人を信じたりはしません。逆に信じる力の弱い人ほど、信じてはいけない人を信じてしまう傾向があります。
信じる力の源は、親子の信頼関係です。もしそこに不安がある場合には「子どもの望みをできるだけかなえる」という原点に立ち戻りましょう。
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