有料会員限定

東日本大震災で都市ガス供給に何があったか? 仙台市ガス局は供給ルート多重化が奏功、東京ガスが進める地震・津波対策の実態

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

その後、仙台市ガス局では震災の教訓を踏まえて津波対策を進めた。その1つが、LNG船のオペレーションの見直しだ。

震災以前、LNG船については「入船(いりふね)着桟」という方法で桟橋に接岸するといったルールがあった。これは、前向き駐車のような方法だ。LNG船は、港に入る際に液化天然ガスという危険物を積載していることから、このようなルールが決められていたという。

仙台市ガス局では震災後に有事の際に出港しやすいように「出船(でふね)着桟」に変更した。「着桟方法の変更によって、津波警報が出た際に、早期に港の外に出ることができるようになった」(仙台市ガス局港工場の馬場敏大管理係長)。

港工場のガス気化設備。かさ上げ対策がなされている(写真:編集部撮影)

津波対策の2つ目が、設備の浸水対策だ。これには、設備の高所移設(かさ上げ)、水密化といった対策が講じられた。

次ページ都市ガス業界のレジリエンス強化の状況は?
関連記事
トピックボードAD