「都心マンションが買えない」…"脱タワマン"で都心の分譲戸建てを買う人たちの正体

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都心部の分譲戸建て住宅の購入層は、近隣からの住み替えも多い。「都内のマンションを売却して広い住まいに住み替える」(大和ハウス工業の中岡氏)という行動の矛先は、都心の分譲戸建て住宅にも向かっている。長期的な資産運用先として、都心部の分譲戸建て住宅は選択肢になりつつある。

タワマン以外の選択肢の1つに

コロナ後に起きた現象として、高級時計の高騰がある。ロレックスやパテック フィリップの時計は、専門の店舗に行ってもすぐに買えない。端的にいえば、供給に対して需要が大きすぎるからだ。その結果、中古市場では、これらの時計が定価よりも高く売られている。これがさらなる新品の需要を喚起している。このサイクルが、高級腕時計の資産性を担保している。

同様にタワーマンションでも、供給が限られる中で価格が上がり、中古も高値で推移する状況がみられる。ただ、実需で購入するタワーマンションは割高感が強まりつつある。一方、都心の分譲戸建て住宅は、資産性や立地といった条件がタワーマンションの実需層の要望に合致する。タワーマンション需要の中心となってきたパワーカップルなどにとって、都心の分譲戸建ても選択肢の1つになりつつある。

桑島 良紀 住まい・まちづくり研究家

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くわじま よしのり

早稲田大学を卒業後に大和証券入社。その後、転職情報誌「type」編集などを経て、住宅・不動産専門紙「住宅新報」執行役員編集長に就任。2024年に退職して博士課程に進学。空き家の研究しながら、住宅・不動産・まちづくりに関する取材や情報発信活動を行っている。2025年10月から会社四季報記者を兼務。都市工学修士(東大)、国際会計専門職修士(中大)

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