「都心マンションが買えない」…"脱タワマン"で都心の分譲戸建てを買う人たちの正体
新築マンション需要が高まり、価格が高騰している大きな要因は供給不足だ。不動産経済研究所によると、2025年の1年間に首都圏で供給された新築マンションは2万1962戸で、1973年以降の最少を記録した。
2026年も2万3000戸の供給が見込まれているが、地価や工事費高騰でマンション価格が下がる気配はない。東京カンテイによれば、昨年12月の東京23区の中古マンション価格(専有面積70㎡)は、1億円を突破。都心6区(千代田区、中央区、新宿区、港区、文京区、渋谷区)では1億8586万円と2億円近い水準にまで上昇している。
こうした市況が、“脱タワマン”を後押ししている。供給量が減っており、タワーマンションをはじめとする新築マンションは買いたくても買えない。中古価格も新築に近づいている。タワーマンション並みに立地条件が良く、購入価格と比較して面積が広い新築の分譲戸建て住宅が選択肢に浮上するのは必然だろう。
ブランドエリアでタワマン購入層から需要
和ハウス工業)
大和ハウス工業は、全国で分譲戸建て住宅ブランド「SECUREA(セキュレア)」を展開している。東京都心では港区、新宿区、渋谷区、文京区で、分譲戸建て住宅を年間十数戸程度、供給している。1戸当たり27~28坪の敷地に、延床面積150㎡程度の3階建てとしているのが特徴だ。地価が高い都心の3階建て分譲戸建て住宅は、狭い敷地面積に建てられるケースが目立つ。
同社では、建築規制の関係でマンションなどの高い建物が建てられないが、立地条件が良く、1戸当たりの敷地面積が確保できる土地で「セキュレア」を供給している。分譲価格は平均で約2億5000万円程度とタワーマンション並み。だが、居住空間を150㎡程度のタワーマンションで確保するとなると上層階の住戸となり、同じ立地条件で同じ面積を実現するには2倍以上の価格になることが予想される。





















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