北朝鮮・朝鮮労働党大会で女性と軍人幹部が減少した理由、世代交代も進展、金正恩総書記の権力固め進む(後編)
大会5日目の2月23日、前日選出された党中央委員、委員候補が参加する党中央委員会第9期第1回総会拡大会議が党中央委員会本部で開催され、党の主要部署の人事が決定した。
党の核心部分といえる党政治局常務委員会の委員には金正恩、朴泰成(パク・テソン)、趙甬元(チョ・ヨンウォン)、金才龍(キム・ジェリョン)、李日煥の5人が選出された。軍関係者は入らず、朴泰成、趙甬元、金才龍の3人はいずれも党組織指導部出身者で、李日煥は党宣伝扇動部出身だ。党政治局常任委員会は党の最高指導者・金正恩と組織指導部、宣伝扇動部の党官僚で構成された。
常務委員会に軍人は入らず、組織指導部出身者が3人
これまで金正恩党総書記の横で手帳にメモを取る姿で知られ、金正恩党総書記の側用人のようにいわれた趙甬元は政治局常務委員にはなったが、保持する権力には変化が見られた。これまでは党組織担当書記、党組織指導部長を兼務し、絶大な権力を保持してきたが、今回は党書記、党部長からは外れ、単に常務委員というポストだけになった。
大会終了後の2月26日に発表された「朝鮮労働党第9回大会に関する報道」では2月23日に行われた朝鮮労働党中央委員会第9期第1回総会拡大会議で「最高人民会議常任委員会と内閣の構成に関する幹部内申案を審議、決定し、新しい任期の最高人民会議に提議することにした」とある。
公表はされなかったが、この党中央委総会ですでに最高人民会議常任委員会と内閣の陣容について決定が行われたということだ。今回、崔龍海(チェ・リョンヘ)氏が退場したため、今後開かれる最高人民会議では最高人民会議常任委員長に誰が就くのかが焦点になる。趙甬元氏が党書記、党部長の職責を外れたため、崔龍海氏の後任として最高人民会議常任委員長に就任する可能性が高まったように見られる。





















無料会員登録はこちら
ログインはこちら