令和は「高3から1年で逆転合格」通用しない!超難化した2026年入試が受験史に残る「転換点」だったかもしれないワケ

✎ 1〜 ✎ 231 ✎ 232 ✎ 233 ✎ 234
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

なかでも特に話題になったのが、東大の二次試験・数学です。駿台予備学校が公表した入試解答速報の分析には、こんな一文があります。

「受験生にとっては相当困難を感じるセットであろう」— 駿台予備学校 2026年度入試問題分析シート(東京大学・理科・数学)

これは決して大げさな表現ではなく、どの問題も単純ではなく、感覚的にわかっても解答の記述がしにくい難問ばかりです。

さらに、難化のトレンドは東大だけにとどまりません。京都大学でも今年は数学が難化し、英語は問題の分量が「やや増加」しました。他の国公立大学でも同様で、トップレベルの大学ほど入試問題はどんどん難しくなっているという分析を各予備校が発表しています。

「知識量」ではなく「本質的に考える力」が求められる

では、どういう方向に難しくなっているのでしょうか? 「難化している」と聞くと、「じゃあもっとたくさん暗記しなきゃ」「もっと難しい問題集をこなさなきゃ」と思う人が多いかもしれません。

でも、それは違います。大学が求めているのは、知識量の多さではなく、本質的に考える力です。

共通テストもそれ以外の入試も含めて、今年の問題はどれも、解法パターンを当てはめるような勉強をしてきた受験生を真っ向から否定するような、初見性の高い問題が多く見られています。ある意味では、今までの暗記中心の受験勉強への宣戦布告とも言えます。

例えば、今年の東大の自由英作文を見てください。出題されたテーマは、「What does it mean to be strong?(強いとはどういうことか?)」でした。

英語の文法や語彙の知識を試す問題というよりも、まるで小論文のような問いかけです。「強さとは何か」という問いに対して、自分の言葉で、論理的に、かつ深く考えを展開しなければなりません。

次ページ付け焼き刃でなんとかなる問題ではない
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事