「あまりにひどい」「漫画家が次々作品を引き上げ…」 小学館「マンガワン」が未成年に性加害の原作者を再起用…事態悪化をまねいた"本当の罪"
今後、小学館には何が求められるのだろうか? 出版社の体質改善まで広げて考えたい。
出版社で不祥事が起きると、編集部レベルで対応し、経緯説明や謝罪もそのレベルで行われることが多い。大きな不祥事でも、編集長が辞任して幕引きが図られることが多い。
すべてとは言わないが、重要な事案に関しては、経営者が矢面に立って説明責任を果たすことが重要であると思う。
今回の件に関しては、調査委員会は立ち上がっているが、座組を見ると、会社との独立性に疑問が持たれ、中立性、客観性が担保されるか疑問が残る。
第三者委員会の形式をとるかはさておき、第三者性の高い調査体制を取る必要があると思う。
また、フジテレビの第三者委員会の調査と同様、本件だけでなく類似の問題がなかったのかも合わせて調査して発表すべきだろう。
小学館は『週刊ポスト』『女性セブン』などで企業や有名人の不祥事、スキャンダルを批判している。他者の不祥事を厳しく追及するのであれば、その厳しさは自身にも向けられるべきだ。
『セクシー田中さん』の件とは問題の本質が違う
なお、小学館では24年に『セクシー田中さん』の原作者が自死する問題が起こっているが、それを引き合いに出して小学館を批判する人も多い。しかし、この件は今回の問題とは本質が異なっており、比較するには適していない。
『セクシー田中さん』の事案では、担当編集者は原作改変がなされないよう尽力しており、原作者の死に対して、小学館の責任を問うことはできないはずだ。
最後になるが、筆者は小学生の頃、同社の『ドラえもん』が大好きで、筆者の今の人格の一部は『ドラえもん』によって形成されたと言っても過言ではない。
小学館は全世界の人々に夢と希望を与えてくれる企業であってほしいと願っている。そのためにも、この問題に真摯に向き合ってほしいと切に思う。
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