職を失った男の常軌を逸した行動…韓国の怪作映画『しあわせな選択』、世界を魅了する「狂気」の正体
監督がそれを他山の石とすることを観客に願っているのか、ただ単に楽しませようとしているのかはわからないが、そこに映る夫婦の姿に観客は複雑な感情を抱くだろう。
向かう先には破滅しかない
この家族が向かう先には破滅しかない。そう思わせられるが、その結末は予想外でもあり、王道のエンターテインメントでもあった。
主人公の極端な行動のたどり着く末には、ある終着点がある。それはリアルにもファンタジーにも捉えることができる。しかし、そこまでの彼の心に生じたすべては、決して嘘でもファンタジーでもない。現実社会を生きるわれわれの心の底にうごめく本性に光を当て、その存在を意識させる。
そして、それが自身のこれまでの人生において現れた瞬間があったのか、これからあるのかと、自問させる。
本作は、社会の病巣をユーモアと風刺を交えて描く、社会派の側面があるサイコサスペンスであり、同時に良質な人間ドラマでもある。これまでのパク・チャヌク作品と比較して、コメディ要素が色濃くにじむ。
決して後味は良くない、家族の幸福への物語だ。
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