「マイペースで忖度も残業もしない20代」には理由がある。「ありのままキラキラしたい」世代が、後悔なく生きる方法とは

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今の時代、「無理をして働け」と言うことはタブー視されがちです。ワークライフバランスは大切ですし、オーバーワークな環境は正していくべきというのは当然です。

「働かない」というより「働けない」

しかし、1人のプロフェッショナルとして自立するためには、やはり、圧倒的な負荷をかけ、その分野に没頭する「1万時間の法則」(心理学者のK・アンダース・エリクソン氏による、「大きな成功を収めるには1万時間もの練習が必要」という研究)のようなプロセスが必要ではないでしょうか。

たとえば、「生成AIの答えが正しいものかどうか」という直感的な判断は、1万時間をその分野に費やしたプロフェッショナルにしかできないと思います。生成AIに「こうですよ」と言われて「ああ、そうか」と鵜呑みにしてしまってはいけないのです。

これからの子どもたちは、非常に不条理な環境に置かれると思います。労働法に守られて、ブラック企業などの過度な負担を避けられる一方で、上の世代ほど多く働くことができない。つまり、1万時間をこなすまでにかかる時間が、私たちより長くかかるんです。

それにもかかわらず、転職の時期や人生の選択の時期は早くなってきています。私たちのときは「遅い選抜(遅い昇進)」と言われて、30代前半ぐらいまでは同じ会社で働いていても特に差はつきませんでした。

今の若い世代はその前に転職する機会があるし、転職しなかったとしても、SNSで転職した同世代がどうなったかを見ることができる。「あいつ、起業して俺よりキラキラしてる」と焦ることはあるでしょう。

過重な負荷をかけてまで働くことはできないのに、何者かになる選択はしなくてはならないのです。また、経験は必要ないと言われながら、成果を出せと言われる。

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