なんでそんなに時間があるの?余裕のある先生は"副担任"との付き合い方が違った「働き方改革と授業の質向上」両立のコツ

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まずは職員室の雰囲気が大きく変わります。これまでの学校現場では、ベテラン先生の卓越した指導案や、児童・生徒への魔法のような声掛けは、その先生個人の経験というブラックボックスの中にありました。

AI(特にNotebookLMなど)を活用し、過去の優れた実践資料や校内研修の記録を学校独自の知のデータベースとして共有することができます。

そうすれば、若手教師が去年の先輩の指導案をベースに、今年のクラスに合わせた授業案をAIと相談しながら数分で作ることができます。経験の差による不安が解消され、職員室全体で知見を底上げする「共創の文化」が生まれます。

働き方改革が進み、個別最適な学びが日常化する?

また、働き方改革が大きく進んでいきます。働き方改革が当たり前になることは、単に楽をしているわけではありません。

行事の計画案作成、会議の議事録、大量の校務文書作成といった「機械的な作業」をAIが担うことで、放課後の職員室からキーボードを叩き続ける音が消えていきます。よく、教員の仕事はブラックだと言われますが、そのような汚名をそそぐことにもつながるでしょう。

空いた時間で、教員は最新の教育理論を学んだり、他校の見学に行ったり、あるいは一人の人間として趣味や家族との時間を大切にしたりすることができます。心に余裕のある先生が教室に立つ。これこそが、子どもたちにとって最大の教育的メリットになります。

一斉授業の限界は、平均的な理解度に合わせて進まざるをえない点にありました。AIを使えば、一人ひとりの理解度や興味関心に合わせた補助プリントや解説動画をその場で生成することができます。個別最適な学びを日常化していくことができます。

教室を見渡せば、ある子はAIと対話しながら難問に挑み、ある子はAIのヒントを得て基礎を固めている。先生はその間を歩き、最も支援を必要としている子の隣に座って、じっくりと対話する。「AIが教え、人がファシリテートする」。そんな役割分担が成立します。

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