トヨタに「定例会議」は存在しない? 上司と部下がセットで会議に出席するのを「認めない」深い理由

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しかし、そのほとんどでは、建設的な話し合いが行われるわけではなく、ただ毎週の営業数字の確認と、マネジメント層による精神論の訓示、雑談などがなされているだけ、という印象を持っています。

実際に多くの参加者もそのように感じているようで、死んだ魚のような目をしながら資料を眺めているだけの人や、目をつむって黙っているだけの(眠っている?)人も散見されます。

みなさんの会社の定例会議も、そんな状況に陥っていないでしょうか?

ほとんどの外資系企業や勢いのあるベンチャー企業では、こうした定例会議は設定されていません。

グローバルな市場で、さまざまな外国のライバル企業としのぎを削っているトヨタでも、定期的に行われる「定例会議」の類は、よほどのことがない限り設定されず、関係者で話し合う必要が生じたときには、その都度30分程度の会議や打ち合わせが設定される、という形になっていたと思います。

仮に意味もなく定例会議なんて設置しようとしたら、上司にどれだけ詰められるかわかりませんし、そもそも呼ばれた側も来ないので、そんなものは誰も設置しようとは思わない、という感覚です。

上司と部下が同じ会議に出席することは許されない

一方、会議や打ち合わせに出席するメンバーについても、トヨタはほかの日本企業とは大きく異なっていたな、と感じる点があります。

それは、上司と部下が2人で会議や打ち合わせに参加することが、基本的には許されなかったことです。

トヨタ社員だった当時には、独りで会議に出ることが当たり前だったので、特に意識したこともなかったのですが、トヨタの外で多くの会社の会議を経験して「あのスタイルは、日本企業では特異な習慣だったのかも?」と感じています。

これも、あくまで「基本的には」なので、よほど重大な会議などでは上司と部下の両者が出席することもあります。しかし、本来は、どちらかが出ていれば用は足りるはず。

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