家事育児に奔走する妻と、仕事ばかりの夫…「衝突ばかりの夫婦」を変えた"意識すべき1つのこと"

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

こうして休日のレジャー費を節約できたことから、夫婦で資産運用もスタート。これによって、仮にケンさんの昇進が叶わなかったとしても、「家族の思い出づくりのための費用」を捻出できるように備えておくことにしました。

円滑なコミュニケーションは、相手の「目的」を知ることから

一時は家庭と仕事の両立ですれ違っていた杉山さん夫妻でしたが、「家庭で叶えたい共同の目的」をあらためて言語化したことで、家庭のリソースをうまく目的に向かって配分することができました。

マイさんがもともと掲げていた「家事や育児を分担したい」という目的に固執しすぎることなく、夫婦二人の「共同の目的」を叶えることを優先できた結果、マイさんの家事や育児の負担も軽減し、家族の会話が増えただけでなく、ケンさんの「家族に使えるお金を増やしたい」という目的も叶う……という好循環に突入できたのです。

かつて同じ目的を持っていた二人でも、変化が訪れ、いつの間にか「目的」がずれてしまうことも。付き合いが長いからといって「わざわざ言わなくてもわかるでしょ」「相手も自分と同じはず」と決めつけては、ときにすれ違いを生んでしまいます。

杉山さん夫妻の例のように、自分だけでなく相手の「目的」や「強み」を知ることが、円滑なコミュニケーションの鍵になります。

●杉山さん夫妻の“共同の目的”
家族3人で笑顔の思い出を作ること
●杉山さん夫妻が“共同の目的”に向けて活かした強み
・作戦を考える発想力(妻:スキル)
・作戦を実行するタスク遂行力(夫:スキル)
・平日に夫が家で残務に集中する2時間(夫:時間)
・平日2回、家族で食卓を囲むひととき(夫妻:時間)
・断捨離で発掘した、不要な育児用品や服(妻:モノ)
・フリマアプリの売上金(夫:お金)
・時短家電(夫妻:モノ)
・会社の福利厚生サービスのカタログ(夫:モノ)
・実家から調達してきた、昔遊んでいたボードゲーム(妻:モノ)
・浮かせたレジャー費による資産運用予算(夫妻:お金)

人間関係に悩んだとき、わたしたちはつい相手に対して「そんな言い方はひどい」「どうせ自分のことなんて理解してくれない」などと思ってしまいます。

13歳のときに知りたかった強みの見つけ方
『13歳のときに知りたかった強みの見つけ方』(かんき出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

孤独感にさいなまれ、ときに心身の健康を失ってしまう人も少なくありません。

でも、もしかしたら、ただちょっとした目的のすれ違いが起こってしまっているだけなのかもしれません。もしくは、お互いの特徴を見つめ合って、「強み」に変える方法を知らなかっただけなのかもしれません。

自分の本当に叶えたい「目的」を知ることや、ありのままの「特徴」を否定せずに見つめること、その「活かし方」を自由に発想すること。この技術さえ磨けば、自分だけの「強み」を存分に活かし、自分らしい人生を歩んでいくことができます。

土谷 愛 強み発掘コンサルタント

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

つちたに あい / Ai Tsuchitani

株式会社マイディアル代表取締役。強み発掘コンサルタント。適職や強みを見つける「自己分析」、強みを活かす「転職」「副業」「起業」をテーマに、メディア運営・講座開発・講演・研修などのキャリア支援事業を展開。自分らしいキャリアのヒントを学ぶ公式メールマガジンの読者数は累計1万名を超える。著書に『自分だけの強みが遊ぶように見つかる 適職の地図』(かんき出版)など。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事