「10万円以上の高値で取引」「あの子は価値が低いのばかり出してくると陰口」平成と様相が異なる…過熱しすぎた令和のシール交換の闇

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平成の頃とは装いが少々異なる、令和のシール帳(写真:筆者撮影)
平成の頃とは装いが少々異なる、令和のシール帳(写真:筆者撮影)
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最近、小学生女児たちを中心に「シール交換」が大きなブームとなっている。かつて筆者が小学生だった頃も、女子同士の間で同様の遊びがはやった記憶がある。「平成の遊びが、令和で再ブームになっているのか」当初はそんなほほ笑ましさすら感じていた。しかし、令和のシール交換はどうやら様子が違う。いじめ、詐欺、保護者同士のトラブル。もはや子ども同士の遊びの範疇を超え、小さな社会問題と化している。過熱し続けるこのブームに、大人はどう向き合うべきなのだろうか。
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シール交換が生む亀裂は、すぐそこで起きている

筆者自身も、シール交換によって子どもたちの間に火種が生まれた瞬間を目の当たりにしたことがある。

先日、小学生の息子と3歳の娘と公園で遊んでいたときのこと。園内のベンチで、小学校低学年くらいの女児3人がそれぞれのシール帳を広げ、シール交換をしていた。

そこで一人が言った。「このシール欲しい!」すると相手は即答した。

「それレアだから、そっちもレア持ってるならいいよ」差し出されたシールを見比べ、沈黙。

「……それはちょっとショボくない?やっぱダメ」

どうやら、交換は成立しなかったようだ。その瞬間、子どもたちの間に流れる空気が一変した。険悪なムードになり、それぞれ無言。視線すら合わせていないようだった。数分前までの楽しそうな雰囲気は消え、その場には緊張感だけが残っていた。

【クリックしてシールの画像を見る】まとめ売りで10万円以上の高値で取引が成立していることもあるという『ボンボンドロップシール』。通称『ボンドロ』。
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