「10万円以上の高値で取引」「あの子は価値が低いのばかり出してくると陰口」平成と様相が異なる…過熱しすぎた令和のシール交換の闇
このような希少価値を持つシールが生まれた結果、現代のシール交換は、
- コレクション要素が極めて強い
- シールの入手難易度に明確な差がある
- レア度に応じた価値序列が存在する
という特徴を持つ、“小さな市場”のような世界になっている。つまり、筆者が公園で目撃したあの緊張感のある光景は、現代において決して珍しいシーンではない。シールの「価値」をめぐる交渉そのものが、現代のシール交換の中心にあるからだ。
そしてこの価値をめぐる駆け引きこそが、思わぬトラブルの火種になっている。
周囲のママ友やネット上の声に耳を傾けてみたところ、どうやらシール交換によって生まれるこのような摩擦は、決して珍しいものではないようだ。
友達関係の崩壊、学校でのいじめ、保護者を巻き込んだ話し合い。さらには弁償や金銭補償に発展するケースまであるという。
本来、シールは数百円程度で購入できる文具の一種にすぎない。しかし、レア度や入手困難性が加わることで、その価値は子どもたちの間で大きく跳ね上がる。結果として、交換は単なる遊びではなく「損か得か」を見極める市場取引のような様相を帯びていく。
「価値の低いシールばかり出してくる」と陰口
実際に小学3年生の子を持つ筆者のママ友の話によると、「あの子は価値の低いシールばかり出してくる」「勝手にレアを取られた」といった陰口を叩かれた子どもの友人が他の女子グループから集中攻撃を受け、数日学校を休んでしまったことがあったという。
「そんなことになるなら、シール交換なんてやらなければいいのでは?」と思う大人も多いだろう。しかし、仲間意識の強い多感な小学生女児たちの間で繰り広げられるシール交換とは、そう単純なものではない。シール交換に参加しない子は、それはそれで「ノリが悪い」と冷ややかな目で見られ、いじめに発展する事象も増えているそうだ。




















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