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非正規・貯金なしの30代独身女性が3200万円の「23区2LDK」を買うまで。"社会的信用が無い"というハンデ乗り越え35年ローンにかけた覚悟

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2LDKのうち1部屋は寝室、もう1部屋は趣味を楽しむための部屋。どの部屋も1面だけ壁紙の色を変えるなど、賃貸ではできないインテリアにもこだわっている。

リビングの壁は1面だけサーモンピンクに塗り替えた(写真:はるなさん)

マンションは「一生もの」でもない、出口戦略も念頭に

今のところ結婚をする予定はないけれど、人生は何が起こるかわからない。将来同居メンバーが増えることも考え、リビングを通ってどちらの部屋にも行ける間取りにした。いざとなったら2人で暮らすか、売却して住み替えることも考慮して物件を選んだのだという。

「家を買うといっても、今はもう『一生の買い物』でもないと思うんです。だから、家を選ぶときは環境が変わったときの『出口戦略』みたいなものも考えておいたほうがいいかもしれません」

その後はるなさんは、派遣社員から正社員登用を受けた。年収も上がり、返済も楽になった。マンションと猫との暮らしを守るために、手堅くNISAで資産形成も始めたという。今ではマンションの管理組合で会計監査の役員も務め、「自分の家」を自分で守るという当事者意識も芽生えてきている。

35年。完済までは長いが、現状の相場が続けば、売却しても残債を上回る可能性もある。

インタビューの後、筆者ははるなさんと同じ条件で物件を検索してみた。東京23区内で3500万円以下、30㎡以上、2LDK、ペット可、セキュリティ充実にチェックを入れて、「この条件で検索する」をクリック。

2026年2月現在、ヒット件数は「0」だった。

代わりに「!条件にあう物件がありません。条件を変更して再度検索してください」と、赤字のフォントで、警告メッセージが表示された。

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