出町ふたばの豆餅は予約、林万昌堂は高島屋、本田味噌は取り置き。行列の商品を地元民は涼しい顔で手に入れる。京都で「よそさん」30年の驚き

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取材に行って初めてそのことを知り、義母に確認すると、毎年、電話で予約して取り置いてもらっていたという。普通に買っていたのではなかったのか⁉ 一般の人が買いたいと思っても、すでに贔屓の人で完売している。知られざるところで完結しているのが、いかにも京都らしい。

そんなわけで、京都に住み続けて30年経つけれど、いまだに私の知らないことが山ほどあるにちがいないと思っている。

「100年では老舗と言わない」京都人のプライド

そんな風なので、京都人は名所や歴史にも無頓着――かと思いきや、「これが京都人のプライドか」と感じたエピソードがある。

あるお店をガイドブックで「老舗」と紹介する原稿を書いた。すると先方から、「うちはまだ創業100年ほどなので、老舗と書かれると、200年300年と、もっと歴史あるお店から怒られてしまう」と修正が入った。100年ごときでは老舗といわないのが、京都である。

京都のイメージ
京都では、たかだか100年で「老舗」とはいわない(画像:t.sakai/PIXTA)
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