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ライフ #ジモトのアタリマエ──観光客の知らない知恵と常識

出町ふたばの豆餅は予約、林万昌堂は高島屋、本田味噌は取り置き。行列の商品を地元民は涼しい顔で手に入れる。京都で「よそさん」30年の驚き

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  • 江角悠子 フリーライター、編集者
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行列といえば、出町柳にある出町ふたばの「名代豆餅」も有名だ。ふっくらとした豆の塩気とほどよい甘さの餡。豆餅がこんなにおいしいものだとは、京都に来るまで知らなかった。大正3年創業、111年の歴史を持つこの店でも、京都人は行列には並ばない。

実は、あらかじめ電話で予約しておけば、並ぶことなく豆餅を購入することができる。京都人にとっては特に「裏技」でもなく、それが普通の買い方なのだ。

出町ふたばの「名代豆餅」。行列必至のスイーツとして名高い(筆者撮影)

店頭に並ぶ前に「完売」。知られざる所で完結する京都

京都人は、昔からなじみがあるお店にずっと通うことが多い。だからこそ、一度客のついたお店は老舗として続いているのかもしれない。たとえば、京都ではお正月のお雑煮には、白味噌を使う。

夫の実家は毎年、天保元年(1830年)創業、195年の歴史を持つ本田味噌の「大吟醸西京白味噌」と決まっていた。私は何も知らずにおいしく味わっていたけれど、実はこの白味噌、店頭に並ぶ前に完売する、特別に人気のある商品だった。

京都のお雑煮は白味噌が定番だ(画像:robbie/PIXTA)

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【 一般の人が買いたいと思っても、贔屓の人で完売】

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