4月から自転車にも青切符導入へ 「歩道通行」で罰金対象に? 「車道に出るなんて怖い…」知っておきたい"境界線"
「その場合は歩道に上がっても構いません。『著しく自動車の交通量が多い場合』などは例外として歩道通行可、と道交法に明記されていますから、もし警察官に呼び止められても事情を説明すればいい。
問題は、『歩道への上がり方』です。歩行者が多いときにその歩行を妨げたり、徐行を怠ったりすれば青切符が切られるでしょう。自転車はすぐに乗ったり降りたりできる乗り物。
急きょ歩道に入ったら、いったん自転車から降りて押して歩くのもいいと思います」
一方で、車を運転する側も今後は注意が必要なケースが増えそうだと、熊谷さんは警鐘を鳴らす。
「歩道を走っていた自転車が、警察官がいることに気づいてあわてて車道に出るケースもあるでしょう。
車は当然、左側通行を意識して走っていますので、急に自転車に車道に出てこられるとぶつかってしまう。考えうる最も危険なパターンで、注意が必要です」
学校の授業で道路交通法は学ばない
事故を減らすために、青切符導入を機に「自転車は歩道」と思い込んでいた私たち一人ひとりに意識改革が必要。
正論かもしれない。ただ、車道に明確な自転車専用レーンを設けたり、その場所への駐車を規制したりするなど、「自転車利用者に反則金を科す前に、他にやることがあるんじゃないの?」と、モヤモヤが残る法改正なのは事実だろう。
熊谷さんもこう指摘する。
「第一に必要なのは、小学校から高校生までの運転免許を持たない若い世代を対象にした『安全教育』です。彼らは学校の授業で道路交通法は学びません。
青切符を導入するなら、『何が違反で、何が違うのか』について、警察なり自治体なりが主体となって講習会を行い、安全教育を確立したうえで進めるべきです。
同様の教育は、運転免許は持ってないけど自転車には乗っているという高齢者にも必要でしょう。肝心の自転車ユーザーが『そんな反則、知らないよ』では、反則金を取ったところで状況は改善されません。
最低限のことをやらずに『いきなり青切符』じゃ、不満の声が上がるのは当然だと、私も思います」
(AERA編集部・小長光哲郎)
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