植え込みに次々立ちション…炎上から3年「東京マラソン」の"トイレ"問題の今 対策は? 「40分並んだ」の声もあったが…
そうした中、2023年の東京マラソンで、トイレマナーを破る、ある問題が起きた。
トイレに並ぶ時間を短縮しようとしたのか、スタート付近で男性ランナーたちが植え込みに立ち小便をしている動画がSNSで拡散、炎上したのだ。動画を見ると、外国人ランナーのようにも見える。当時のネットメディア報道では「一人が用を足し終わってその場を離れると、また別の人が用を足し、もはや男子トイレ状態」とある。ネット上では「モラルなさすぎ」「ここまでマナーが悪いなら大会をやめたほうがいい」と批判が起きた。
スタート付近にトイレ増設 ピクトグラムも活用
トイレ行列やマナー問題に、運営側はどんな対策を講じてきたのか。東京マラソン財団に書面でインタビューした。
「(マナー違反が問題になった2023年の後の)2024年大会では具体的な対策を講じました。スタートライン付近を中心に仮設トイレを約60基増やして710基にしました。公式サイトなどでの注意喚起に加え、SNSを活用したマナー啓発もしています。
特に海外ランナーに向けては、ピクトグラムを用いた分かりやすい呼びかけを行ったほか、スタートエリアに大型ビジョンやインフォメーションを新設し、当日のトイレの位置案内やマナーを遵守するよう徹底しました」
財団は毎年、トイレの利用者数を調査し、翌年以降、トイレの配置や設置数を見直している。大会では、スタートエリア以外にも、コース上やフィニッシュ地点などにも仮設トイレを置く。公園の公衆トイレなども活用し、2025年は計1178基のトイレを設置した。
2026年大会のトイレ計画はどうか。新宿都庁のスタートエリアの仮設トイレは768基。昨年より49基増やしたという。
だが、都市型マラソンゆえ、限界はある。首都・東京の中心部を数時間にわたって、マラソン大会に使うことの影響は大きく、スペースも限りがある。財団は、トイレ設置の難しさについてこう答える。
「3万9000人規模のランナーが参加する都市型マラソンで、限られたスペースに十分な数のトイレを確保することは常に大きな課題です。特にスタートエリアでは、動線の確保とトイレを待つ列の整理を両立させる必要があり、設置場所の変更や扉の向き一つで混雑状況が変わることもあります」




















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