カメラ名門ライカがXiaomiと組み約25万円の高級スマホを日本投入へ。脱シャープの背景と高額戦略の行方

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ライカの光学設計思想やデザイン哲学が、ハードウェアとソフトウェアの設計段階から組み込まれる体制に変わったことを意味する。その最初の成果が17 Ultraであり、さらにライカブランドを冠したLeitzphoneだ。

ライカカメラジャパン
発表会に登壇したライカカメラジャパンの福家一哲代表取締役社長(写真:筆者撮影)

発表会に登壇したライカカメラジャパンの福家一哲代表取締役社長は「スマホにおける新たな撮影体験の創出を目指し協業を開始してから数年、両者の担当者がスマホで表現できる理想的な写真はどのようなものか、真摯に向き合い議論を重ねてきた」と振り返った。そのうえで「Leitzphoneは協業の成果であり、現時点での最高傑作だと確信している」と述べた。

1インチセンサーとAPO望遠で競合に挑む

両機種に共通するカメラの中核は、1インチセンサー「Light Fusion 1050L」(5000万画素、F1.67)だ。新採用のLOFIC技術で飽和電荷量を従来比6.3倍に引き上げ、夜景や花火など明暗差の大きいシーンでも白飛びを抑えた撮影ができるという。

Leitzphone
Leitzphoneのカメラモジュールを斜めから見たところ。1インチメインセンサーと可変光学ズーム望遠を備える(写真:筆者撮影)

望遠カメラは2億画素の1/1.4インチセンサーで、75〜100mm間の可変光学ズームに対応した。レンズユニットが物理的に駆動し、すべての焦点距離で光学処理によるズームを実現する。ライカ最高峰のレンズ称号「APO」を冠した設計を採用し、色収差を抑えた。スマートフォン向けのAPOレンズはこれが初めてだ。

Leitzphone
望遠カメラモジュールの内部構造を示すスライド。Fixed lens、Zoom lens、Autofocus lensの3群で構成されている(写真:筆者撮影)

SoCは両機種ともSnapdragon 8 Elite Gen 5(3nm)、バッテリーは6000mAhで90W有線急速充電に対応する。防水防塵はIP68。FeliCaには非対応だ。

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