「最近でこそ年末年始に少し長めの休暇が取れるようになってきましたが、5年ほど前くらいまでは、年末ギリギリまで働いて年始もすぐに出勤して、ということが当たり前でした。業務の性質上、常に誰か対応する人間が必要なんですが、それを少ない人数で回していこうとすると、どうしても自分だけが長期で休むというのは難しいです。だから……実は、妻とは沖縄が好きという共通点でつながったにもかかわらず、まだ一緒に行けていないんです」
いつか家族で沖縄へ行くのが夢
妻と出会った当時、中山さんはすでに現在の会社で働いており、激務のさなかだった。
「だから、家族といつか一週間くらい沖縄に行くのが夢ですね。妻も好きな映画『ナビィの恋』(中江 裕司、1999年)の舞台になった粟国(あぐに)島に行きたい。……僕が60歳になるまでに行けたらいいかな」
ちなみに、中山さん自身は父が37歳の時の子どもだった。現代では特に違和感のない年代だが、当時は同級生の父親たちよりもやや年上の年代だったという。そのことを、中山さんは子ども心に『恥ずかしい』と感じたことを覚えている。「だから、自分の息子たちには『申し訳ないな』と思うこともあります」。しかし、当の本人たちからは何もそのことを咎められたことはない。時代も変わり、父たちの年代の幅も広がりつつある。
「だからこそ、できる限りのことはしてやりたい」と言って愛情を注ぐ中山さんのことを、子どもたちが疎ましく思う要素などどこにもないのではないだろうか。
中山さんが還暦を迎えるまであと6年。その頃、長男は15歳、次男は10歳を迎えている。手のかかる時期をとうの昔に過ぎ、思春期に差し掛かっている頃だ。もしかしたら部活や勉強などに打ち込み、忙しく過ごしている年代かもしれない。だがきっと、そう遠くない未来に家族4人で訪れているだろう。父と母をつないだ場所に。
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