東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #子どもたちのウェルビーイングを高めるために 今、私たちができること

中学受験ブーム終焉か《2026年中学入試結果》東京・茨城以外は減少"2年連続で受験者を増やしている学校"とわかりやすい特徴

7分で読める
  • 中曽根 陽子 教育ジャーナリスト/マザークエスト代表
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES

グローバルや探究型学習など21世紀型の教育を標榜する学校はやはり人気が高いのですが、さらに新しい時代を意識し、これまでにない新たな価値を生み出す教育を打ち出している学校に期待が集まっているようです。

特に千代田中学、藤村女子がそれです。

千代田中学は、浄土真宗本願寺派の流れをくむ国際バカロレアの認定校ですが、リベラルアーツと理数教育に力を入れたオリジナルの教育を打ち出しています。

藤村女子は、来年共学化して校名も変更し、画一的に偏差値上位校を目指すのではなく、「多様な個性を輝かせ、熱量ある人間を育成する」ことを目標に掲げ、まったく新しい教育を行うと発表。共学化は1年後にもかかわらず、問い合わせが入っているとのこと。

「その子が心身ともにいちばん輝く角度から光をあてて6年間かけて大切に育み、支え続ける」というメッセージが、既存の学校教育に満足しない保護者たちの共感を得ているようです。

藤村女子は入試でも多様な選抜方式を取り入れており、私もその1つ「ダンス選抜入試」を実際に取材してきました。

事前に提出する自由曲の動画(1〜2分)と当日の課題曲のパフォーマンスと集団面接によって選抜されるのですが、ダンスパフォーマンスと面接だけで合否が決まると聞くと、たぶん「それで入試になるの?」「学力は測らなくて大丈夫なの?」という疑問を持つ人がいるでしょう。

中学受験は生半可な準備では突破できないものですが、今回の受験生のダンスパフォーマンスのレベルはとても高く真剣勝負でした。

面接での受け答えも「ダンスで世界にも出ていきたいので、中学に入ったら英語の勉強も頑張りたい」と意欲を語る様子を見ていて、自分が本当に好きで真剣に取り組んできたもので勝負することは、学力テストに引けを取らない選抜方法だと私は感じました。

隔年減少とサンデーショックの影響

反対に受験生を減らした学校は次のとおりです。

次ページが続きます:
【今後中学入試の市場はどうなる?】

5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象