中学受験ブーム終焉か《2026年中学入試結果》東京・茨城以外は減少"2年連続で受験者を増やしている学校"とわかりやすい特徴

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2026年入試 受験者減少数20校

受験者数の増減は俗にいう隔年現象(前年の倍率が上がると翌年は敬遠され倍率が下がること)が見られますが、今年はサンデーショック(プロテスタントの学校では、日曜日に試験日が重なると入試日を変更することで、他校の入試にも影響が出ること)の影響も取り沙汰されていました。

ただ、プロテスタントの学校でも入試日を変更しない学校も出てきたことから、10年前とは様相が異なっていたようです。ただ、女子学院の志願者数が増加し、逆に豊島岡が減らしたのは、女子学院が2月1日から2月2日へ試験日を変更したことの影響が大きいようです。

今後中学入試の市場はどうなる?

また、神奈川県の受験者数が23年をピークに減少に転じています。

神奈川県は東京都に次ぐ中学受験率を持つ激戦区であり、全体的な受験熱は依然として高い状態にありますが、神奈川県の小6児童数や首都圏の受験者数がほぼ前年並みという中で受験者数が減少していることから、県内ではなく都内の学校を受験したのかもしれないと言われています。

26年度から開始される予定の全国的な高校授業料の「実質無償化(所得制限撤廃)」で、今後神奈川県を含めて、東京以外の学校の受験者数が増加に転じるのかどうか、注目したいところです。

少子化に向かうのは確実な中、各学校が受験生の関心をつかむ努力をするのは良いことですが、その一方で保護者のニーズをつかむのに長けた、発信力のある学校に受験生が集まる傾向も気になります。

しかし、やはり教育理念があってこその私学です。保護者も表面的な条件だけでなく、それぞれの学校がどんなビジョンを持ってその教育を行っているのかを見極める目を養い、受験軸を持ってわが子にあった学校を選択してほしいと思います。

注:文中の情報はすべて首都圏模試センター提供によるもの

東洋経済education×ICTでは、小学校・中学校・高校・大学等の学校教育に関するニュースや課題のほか連載などを通じて教育現場の今をわかりやすくお伝えします。
中曽根 陽子 教育ジャーナリスト/マザークエスト代表

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なかそね ようこ / Yoko Nakasone

小学館を出産で退職後、女性のネットワークを生かした編集企画会社を発足。「お母さんと子どもたちの笑顔のために」をコンセプトに数多くの書籍をプロデュース。その後、数少ないお母さん目線に立つ教育ジャーナリストとして紙媒体からWebまで幅広く執筆。海外の教育視察も行い、偏差値主義の教育からクリエーティブな力を育てる探究型の学びへのシフトを提唱。「子育ては人材育成のプロジェクト」であり、そのキーマンであるお母さんが幸せな子育てを探究する学びの場「マザークエスト」も運営している。著書に『1歩先いく中学受験 成功したいなら「失敗力」を育てなさい』(晶文社)、『子どもがバケる学校を探せ! 中学校選びの新基準』(ダイヤモンド社)、『成功する子は「やりたいこと」を見つけている 子どもの「探究力」の育て方』(青春出版社)などがある。

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