"アイドル未経験者"の「アイドル論」がバズった訳 「アマチュアだからこそわかる」独自の視点とは?

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アイドル経験者がアイドル卒業後に業界を語ることは多いが、望月さんはアイドル未経験者。けれどもアイドルが大好きでダンスコピーサークルで頂点を極めたからこそわかる感覚を持ち合わせている。

これに広告代理店勤務という強みが組み合わさった結果、望月さんの分析は他にないものとなっていた。広告代理店では「ヒットは感情論だけでも、ロジックだけでも生まれない」という感覚を実体験として学んだ。加えてアマチュアを極めたからこその視点、未経験者以上、経験者未満だからこその考え方や見え方が活きてきた。

「noteを書き始めてから、想像していなかった形で仕事やキャリアにも影響が出てきました。特に印象的なのは、音楽やエンタメ業界で実際に働いている方から直接ご連絡をいただくようになったことです。業界の真っ只中にいる方々の視点や考え方は、自分にとっても新鮮で、アイドルの見方が一段広がった感覚がありました」

さらにnoteでの発信は新たな発見にもつながり、「好き」から相乗効果を生んだと言えよう。

望月優夢さん
noteの記事が社外でも共有され広がりをみせていることが仕事へのモチベーションにもなっているという(撮影:中山滋樹)

注目するアーティストのオーディション

「アイドルは夢の達成の仕方がたくさんあって、ファンとしてその夢まで一緒に歩み頑張っている感覚になれると思うんです。例えば武道館ライブが夢だとして、そこに自己投影しているような感じを味わえるのがアイドルかなと思うんです」

たんに歌やダンスパフォーマンスが好きということではない、夢への感情移入。アイドルを推すようになった人は一度は感じるであろうこの感覚。望月さんは、このアイドルファンとしての感覚を持ち合わせながらも、今のアイドル業界が抱える問題点に鋭く切り込み分析をしている。

もちろんそれには賛否はあるだろう。だが一番はアイドルが大好きだということだ。

「noteのためはもちろんなのですが、純粋にアイドル、ライブが好きなのでいろんな面白そうなライブ現場に行って新しいものを確認していきたいですね」

特に今はアイドルに限らず、ダンス&ボーカルユニットやそれらの人材を発掘するオーディションに注目しているという。望月さんは今後も大きな括りで推せるアーティストとその構造を分析しnoteにしたためていく。

ぜひ皆さんも自分の“好き”を書き出してみてはいかがだろうか。ひょっとするとこれまでと違う、何か新たな発見があるかもしれない。

松原 大輔 編集者・ライター

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まつばら・だいすけ / Daisuke Matsubara

富山県出身。編集者・ライター・YouTubeプロデューサー。中央大学法学部卒。在学中より故・永谷修氏に師事。大学卒業後、講談社生活文化局にて編集見習いとなる。その後、文藝春秋『Sports Graphic Number』編集部などで編集者・記者を経て、2018年に独立。書籍の企画、編集や執筆活動、YouTubeの動画制作・プロデュース、アーティストマネジメントなどを行っている。

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