「性格は変えられるか?」心理学者が語った答え――性格を変えるのは体重を減らすのと似ている。「明るく、社交的になりたい人」がすべきこと
太るのが嫌な人はダイエットしたり、運動したりするのですが、生活を少しぐらい変化させても体重はそれほど変わりません。
生活全体を大きく変えて、食事の量も減らし、継続的な運動も毎日するとすれば、体質を変えて体重を大きく落とすことも可能です。実は性格も同じように考えることができます。
では、性格と体重、どちらが変動しやすいかということを考えてみましょう。なかなか難しいところなのですが、性格のほうが変動しやすいともいえるのではないでしょうか。
ただし、何をもって「変動しやすい」と考えるのかも簡単な問題ではありません。1つには、標準偏差について考えることができます。
標準偏差というのは、データが平均からどれくらい散らばっているのかを表す、統計的な指標です。学力偏差値をイメージするとわかりやすいでしょうか。偏差値50は平均を表し、偏差値60は平均から10ポイント高い値ですが、これは標準偏差で1つぶん、平均から高いことを意味します。
そして、体重と性格とを比較すると、標準偏差において1つぶんくらいの変化は、性格のほうが起きやすいのではないかと思います。
体重で標準偏差1つぶんは男性で約11キログラム、女性で約7キログラムです。体重がこれだけ上下するのはけっこう大きな変化だと思いますが、それに比べれば、性格の得点が標準偏差1つぶん変化するというのは、簡単そうではないかという印象があります。
体重を引き合いに出して考えてみると、性格はけっこう変えられるものなのだなというイメージになると思います。
例えば、外向性について100点満点で評価するときに、平均点が50点で、標準偏差が10点で1つぶんとすると、10点ぐらいはまあ変動する可能性があるのではないか、ということです。
性格はアンケートに答えて調べるものなので、少しの期間で変動する人はいます。もちろん、誰もが変わることができるというわけではありませんし、何もしていないのに変わるというわけでもありません。
しかし、変化する可能性があるということはいえるでしょう。
「性格を変える」方法とは
「明るくなりたい」とか「社交的になりたい」、そういう性格に変えたいと願う人は実に多いのですが、そのための方法はいくつかあります。
「明るくなりたい」「社交的になりたい」というのは行動で表現できる性格ですから、そのためには行動を変えればいいことになります。
声を大きくするとか、笑顔を練習することで実現できます。それができるようになっていくと、他者から明るい人だとか、社交的な人だと思われることは十分可能です。
笑顔で挨拶しようとか、そのあと何か二言三言、言葉を交わそうと決めて習慣化していく。そのように習慣化していくと、「こういう自分もいるのだな」と自己認識もだんだん変わっていきます。




















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