加齢やライフステージの変化にともなう"自律神経の乱れ"がもたらす【女性ならでは】の2つの憂鬱

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女性ホルモンを分泌しているのは卵巣ですから、20代や30代の女性で、卵巣から出る女性ホルモンが減ってしまっているという状況は考えにくいのですが、同時に、自律神経との関係で読み解いていくと、説明がつくのではないかと考えられます。

若年性更年期障害とされる女性は、多くの場合、強いストレスを受けています。つまりは、自律神経を乱されている状態にあるのです。

ストレスによる自律神経の乱れが「卵巣」にも悪影響

卵巣がストレスに弱い臓器であることは確かです。したがって、ストレスによって女性ホルモンが減少することは起こりえます。

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一方で、先ほども説明したとおり、女性ホルモンが減少したからといって、必ずしも「更年期障害」を起こすわけではありません。

ということは、なんらかの理由で強いストレスを受けている若い女性のなかにも、更年期障害のような症状を訴える人もいれば、そうでない人も存在しうると考えられます。

私はむしろ、強いストレスを受けていることによる「自律神経失調症」のケアをしてほしいと思います。なぜなら自律神経の乱れによって、卵巣も影響を受けるからです。

女性ホルモンも、自ら意識して出しているわけではありません。自律神経が司っている脳の「視床下部」と呼ばれる場所から、「脳下垂体」という場所を経て司令が行き、その結果、分泌されるわけです。

ということは、ストレスを受けて自律神経が乱れることで女性ホルモンは減少しますし、「若年性更年期障害」として認識している症状も同時に起きている可能性があるということです。

若い世代の方で「まさか、もう更年期?」と感じるような症状があったら、まずは自律神経を整えることから考えたほうがよいでしょう。

小林 弘幸 順天堂大学医学部教授、日本スポーツ協会公認スポーツドクター

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こばやし ひろゆき / Hiroyuki Kobayashi

1960年、埼玉県生まれ。87年、順天堂大学医学部卒業。92年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に関わる。『医者が考案した「長生きみそ汁」』、『結局、自律神経がすべて解決してくれる』(アスコム刊)などの著書のほか、「世界一受けたい授業」(日本テレビ)や「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBSテレビ)などメディア出演も多数。

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