ウォーキングを続けていても「効果が出ない」人が、知らないうちにやっている"もったいない歩き方"

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

答えは、「B 患者さんの歩くスピードが、以前より遅い」です。でも、「この横断歩道、すぐ赤に変わっちゃうんだから!」と、あなたも感じたことはありませんか? もし、そういう感覚があるなら、ちょっと注意です。

横断歩道は体力を推し量るバロメーター

実は、青信号の時間は、原則として「あるルール」によって決められています(例外の場所もあります)。

それは「1mにつき1秒」という歩行速度に合わせて設定されているということ。1mにつき1秒で歩く、と想定して設定されているので、

横断歩道の長さ(m)×1秒=青信号の長さ

です。

10mの横断歩道であれば、10m×1秒なので、青信号が点灯するのは10秒間です(そのあと、点滅信号になるのは4~10秒です)。

つまり、青になってすぐ渡り始めたのに、「信号がすぐ変わっちゃう!」と感じるのは、想定されている歩行スピードより、あなたの歩行スピードが遅いということになります。

そう考えると、横断歩道は、今のあなたの体力を推し量れる最高のバロメーターです。国は自立した生活を送るためには、1mにつき1秒の速度で歩ける体力が最低限必要と考えているということです(高齢者や、子どもが多く利用する場所については、多少の猶予時間が設けられています)。

横断歩道を青信号のうちに渡りきれなくなったら、「体力に赤信号が灯っている」と考えたほうがよさそうです。

実は、「歩行速度と体力は比例する」という研究報告がたくさんあります。例えば、米国ピッツバーグ大学が、高齢者約3万5000人を対象にして行った「歩行速度と生存率に関する追跡調査」では、歩行速度が増加する(歩くのが早くなる)ごとに生存率が上がることがあきらかになっています。

逆に言うと、「生きるための体力」は、歩く速度が遅くなるにつれて衰えていくということ。理由は簡単です。「歩けなくなるから体力が落ちる→体力が落ちるからさらに歩けなくなる」という負の連鎖が止まらなくなってしまうからです。

次ページ「足のもつれ」や「息切れ」をチェック
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事