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契約取れず全否定状態…「明日で辞めよう」と決めた限界営業社員が辿りついた《陽転思考》。ポジティブシンキングとの違いとは 

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  • 和田 裕美 ビジネスコンサルタント・作家、株式会社HIROWA代表取締役、京都光華女子 大学キャリア形成学科客員教授
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だから、今がどんな状況であれ、まずは心から「決意」してください。

認知の歪みを排除する

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「陽転思考」の考え方は、今、目の前にある事実をしっかりと受け止め、そこから「よかった」を探すことです。

物事にはポジティブな面とネガティブな面が存在します。ポジティブシンキングや“引き寄せの法則”などは、物事のポジティブ面のみに注目し、ネガティブ面は見ないようにします。

それに対して陽転思考は、ネガティブを許すのです。

物事のポジティブ面とネガティブ面の両方を見て、「しあわせになると決めた自分」のために、どちらがいいかを自分でチョイスするというものです。

つまり、「目の前の事実を俯瞰して、ありのままに受け止める」。これが陽転思考のふたつめのルールとなります。このときに注意しなければならないのは、その事実を受け入れる際には、余計な思い込みを入れてはいけない、ということです。

たとえば「同僚に挨拶したけど、無視された」という事実に、思い込みを入れるとどうなるでしょう。

「きっと私は嫌われているんだ」「そういえばこの前、ちょっとした口論になったもんなあ」「いや、出会った当初からバカにされていたのかも」「私なんてあの人にとっては価値のない存在なんだな」「いや、会社にとってもきっと……」などなど、勝手な思い込みが次々とふくらんでいきます。本当は単に「(自分の挨拶の)声が聞こえなかった」だけなのかもしれません。こうした思い込みを「認知の歪み」といいます。

陽転思考で物事を見る際には、認知の歪みを排除することが大事です。
当然、目の前の事実に対して「嫌だなあ」「なんだか悲しくなっちゃう」「寂しい気持ちになる」などという“ネガティブな感情”も生まれてくるでしょう。

でも、その感情に無理にフタをするのではなく、感じたままの事実として受け入れればいいのです。その後の“思い込みの暴走”が問題なのです。
陽転思考のノウハウの根幹ともいえる「よかった探し」を冷静に行うためにも、ありのままを受け入れるということが、「自分を変える」大切な準備になるんです。

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