有料会員限定

日本のバイオマス発電を支える、ベトナムの木質ペレット生産現場。原料アカシアの「超短伐期連作」がもたらす、深刻な環境破壊リスク

✎ 1 ✎ 2
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

アカシアは成長が早く、数年で十数メートル以上に成長する。しかし幹が細いまま樹高が伸びるため風に弱く、近年の気候変動による台風の激甚化や豪雨、強風などにより、風で倒れる木が増えていると聞いた。実際に多くの場所で細い幹が弓状にしなり、倒れ込んでいるアカシアの木が見られた。

細長く伸びるアカシアの木は風に弱く倒れやすい(写真:筆者撮影)

現地の人によれば、アカシアを植えている農家の間では、この風倒木の被害を避けるため、できるだけ短い生育期間で木を切り、収穫するインセンティブが働いているという。また、農民ができるだけ短期での収入を求めることもあり、3~5年という超短伐期での施業が休みなく繰り返されるという状況を生み出している。

木質ペレットに加工し、日本に輸出

そのアカシアの幹は、発電用燃料である木質ペレットに加工されている。そして日本や韓国などに輸出されている。

次ページトレーサビリティーは確保されているのか?
関連記事
トピックボードAD