「その言葉、本当に自分に向けられたもの?」——心にグサっと刺さった一言を手放す考え方。あれこれ悩んでしまう人へ"くまみ"からのメッセージ
それからは、「すぐに答えなきゃ」と思ってしまうときほど、「一度、持ち帰ります」と言うようにしています。たったそれだけで、ぐっと心に余裕ができて、自分を守れるようになるからです。
なんでも引き受けてしまうと「この人は余裕がある」と誤解され、さらに無理な仕事を振られることにもつながります。きちんと線を引くことで「この人は自分のキャパを理解している」と相手に伝えることができます。
誰かの期待に応えることと、自分を犠牲にすることは違います。誰かに迷惑をかけないようにと頑張るのも大切だけど、自分を犠牲にしてまで引き受ける必要はありません。自分に判断の時間を与えることも、ちゃんとした「仕事の一部」なのです。
引き受ける勇気も大事。けれど、断る勇気こそが、本当の仕事力なのかもしれません。
「あんなこと話すんじゃなかったかも」の後悔
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「話せてよかった」と自分に言ってみる
誰かに悩みを打ち明けたあと、「あんなこと話すんじゃなかったかも」と後悔した経験、ありませんか? 実は、あなたが「話しすぎたかな」と悩んでいるそのとき、相手は逆に心が救われているのかもしれません。
放課後の教室。夕日が差し込む廊下で、同じ部活の同級生が小さな声で切り出しました。
「実はちょっと、部活に行きづらくて……苦手な人がいて……」
その言葉を聞いた瞬間、驚くより先に胸が温かくなりました。部活内の人間関係のことを口にすれば波風が立つかもしれないし、しかも自分との信頼関係はまだ浅い。それでも打ち明けてくれたのだから、ここまで話すのに大きな勇気がいったはずです。
「信じて話してくれたんだ」——。そう思えたことが、ただただ嬉しかったのです。
世の中には、「人に頼る=迷惑をかけること」みたいな空気があります。でも、お願いされることで「あ、自分も少しは役に立てるんだな」って嬉しく感じる人もいます。
だから今でも、「あんなこと話してよかったのかな」と不安になったときは、「でも、逆だったら自分は嬉しかったよな」って、自分に言い聞かせています。
相談は、相手の心に「あなたを信じてる」と刻む行為なのかもしれません。そして「相談する」という行為は、実は相談された人の孤独を癒す力にもなります。相談を受けることで「自分も同じだった」と思い出し、相手も孤独感から解放されることがあるからです。
悩みを話すことは、重荷を渡すことじゃなくて、心を開くこと。自分の気持ちを言葉にするのは、思っている以上にエネルギーがいります。だからこそ、相談できた自分を「よくやった」と認めてあげてもいいのです。
たとえ相手の反応が思ったようなものじゃなくても、「話せた」こと自体が、すでに前進です。相談とは孤独を半分にして、つながりを2倍にする行為なのかもしれません。





















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