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ビジネス #バイオマス発電の現実 持続可能と言えるのか

バイオマス発電の持続可能性を高めるには、認証制度を活用しつつ、地域貢献などさらなる取組を

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──バイオマス発電用の木質ペレットについては、ベトナム、カナダ、アメリカ、インドネシアなどが日本にとっての主要な輸入国です。それぞれの国に関して問題が指摘されています。

ベトナムに関しては、木質ペレットの持続可能性に関する認証制度の信頼性が問われた。森林認証の偽装という問題が発覚した。インドネシアでは現在まさに、森林の保護と利用の両立を目的とした現地の規制の下での熱帯林の伐採が問題になっている。カナダに関しては原生林の伐採問題、アメリカでは大気汚染問題が指摘されてきた。アメリカの場合、環境規制の弱い州にペレット工場が立地するケースが多い。

国によって問題のあり方はさまざまだが、森林産品をめぐって利用と保全の力がせめぎ合っている中で、木質ペレットという新たな製品が登場し、問題を提起している。日本政府や発電事業者においても、現地の情報について事前にきちんと把握する作業がなされていれば、もう少しリスクの緩和につながっていた可能性があったのではないか。

持続可能性に関する参考基準案の論点

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