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キャリア・教育 #30代から身につけたいキャリア力実戦講座

成功する人が使う、組織内「人間模様マップ」 「そこまで根回しするか」というくらいでいい

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  • 清水 久三子 アンド・クリエイト代表取締役社長・人材育成コンサルタント

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組織内「人間マップ」を把握しておくと、仕事が進みやすくなります(写真 : llhedgehogll / PIXTA)
仕事の実力は十分にあるのに、なかなか評価されず出世できない――。そう悩んでいる方は多いものです。
キャリアを確実に積み上げるために必要なのは、専門性や業務スキルだけではありません。「仕事をするうえで発生するさまざまな問題を解決していく力」と「多くの人を巻き込んで仕事を完成させていくリーダーシップ」の2つの力が必要です。
しかし、それについて体系的に学ぶ機会が与えられている人はごくわずか。そこでこの連載では、元IBMで2000人を超えるプロフェッショナル人材を育成してきた人材育成コンサルタントの清水久三子さんが、しなやかに組織を生き抜き、思い描くキャリアを手に入れるための「表技・裏技」について紹介していきます。

想定外の反対はどうして起こる?

大きなプロジェクトを任され、何としてでも成功させたい。ところが、関係者の士気がイマイチ上がらず暗礁に乗り上げてしまったり、思わぬ人が反対して正面衝突……。こんな状況に陥り、「なぜわかってくれないの?」と悩んだことはありませんか?

周囲から想定外の反対に遭いがちな人は、組織内の人間模様をさほど重視していない、もしくは、把握できていない、という問題があるかもしれません。仕事がうまく進まない場合、ここを解決すれば物事が一気に好転することは多いものです。

筆者が身を置いてきた外資系コンサルの世界では、クライアントには見せないけれど、大きな変革を成し遂げるうえで極めて重要になる「門外不出のフレームワーク」があります。そのひとつが、「組織内の人間模様を可視化する」というものです。

筆者も駆け出し時代、この問題についてはほろ苦い挫折経験があります。

新卒で入社したのは大手アパレル企業。配属はシステム企画部でした。新技術を活用した業務改善プロジェクトのリードを任され、やりがいを持って取り組んでいました。新技術をいち早く勉強させてもらい、開発したシステムの評価も高く、正直に言うと少してんぐになっていたかもしれません。そんなときに、ある会議で現場のベテラン社員の方たちから大きな抵抗を受けたのです。

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【利害関係者を「地図」で整理しよう】

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