「ウォーター」が通じない…日本人が学校で習った英語が使えない事情

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ここで、「ラリり放題」が起きる条件を整理しておきましょう。

①最初の単語が「t」の音で終わる

②次の単語が母音で始まる

上記2つが揃ったとき、「t」の音は/ɾ/に変化し、まるでラ行のようになめらかに連結されます。流れるようにテンポを刻んでいくなかで、「t」のような音は邪魔になってしまうためです。

カジュアルな会話やドラマ、映画では「ラリり放題」が頻発

さて、「ラリり放題」は、特にリスニングのときに聞き取りを難しくさせる要因でもあります。

例えば、「What is it?」と言っているのに「ワリジッ」にしか聞こえない。「Did you get it?」と言っているのに「ディジュ ゲリッ」にしか聞こえないといったことはリスニングが苦手な人にはよくあります。

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英語はリズム言語です。そのために音のショートカット、つまり音声変化が頻繁に起きるということを体で覚えましょう。この音の変化は、自分が話すときにも応用可能です。

「Let it go」を「レット イット ゴウ」ではなく「レリゴー」と言ってみる。

「Get it」も「ゲット イット」ではなく「ゲリッ」と言ってみる。

たったこれだけで、ネイティブのようななめらかな発音が手に入ります。さらに、自分がラリって発音できるようになると、相手のラリりも聞き取れるようになるという不思議な連鎖が起こります。

特に、カジュアルな会話やドラマ、映画では、この「母音間のラリり」が頻発します。この発音は、リラックスしている感じや親しみやすさを伝える音でもあります。

例えば、「You got it!」を「ユー ガット イット」とはっきり発音すると堅苦しく感じられるかもしれませんが、「ユーガーリッ!」と言えば、一気にフレンドリーで軽快な響きになります。つまり、「ラリり放題」は、単なる音声変化ではなく、英語の温度感を左右する重要な鍵でもあるのです。

伴 ブリュワー 摩里

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1968年生まれ、東京都出身。東京大学経済学部卒業。TEFL(英語教授法)資格取得。外資系金融機関三社(クレディ・スイス、リーマン・ブラザーズ、BNPパリバ) で22年のキャリアを積んだ後、現在はセミリタイア。 学生時代、コンパニオンのアルバイトで英語対応に抜擢されるも、外国人ビジネスパーソンを前に言葉を失った「しどろもどろのフリーズ体験」が英語の原点。その後、外資系金融のトレーディング部で、多国籍の同僚が飛び交わす怒号の中、実践的かつ現場で即応できる英語コミュニケーション術を習得。転職後、CEOから新入社員までを対象に、英語でコンプライアンス研修を行うという任務を託され、欧米エグゼクティブ水準のプレゼンテーション技法を習得。これまで数千名規模の外国人社員に研修を行い、アジアの本部である香港オフィスからの異例の招聘も受ける。さらにスピーチ研修のToastmasters Sessionにおいて、ネイティブスピーカーを抑えて優勝。現在はアメリカ人エンジニアの夫とともに、シリコンバレーと東京を往来する二拠点生活。

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