「データを前に思考停止する」人が知らない整理術――「集めて満足する」人から「次に活かす」人になるための手法
このように、パネルデータ分析では共通のルールを見つけることができるので、多くの人が使いたいと考えます。しかし、「必要なデータが足りない」「分析のやり方が難しすぎる」といった理由から、実際には思い通りにいかないことがよくあります。
そこで「いまあるデータでできる一番いいやり方で分析を進めよう」と判断することもあります。立ち止まるよりも、やれるところから突破口を見つけていくことが重要です。
データ収集は重要度と難易度で判断
データ収集とは「分析で得たい示唆と工数をバランスさせる」ステップだといえます。
6ステップの中で最も時間がかかる工程であり、周囲の人にも動いてもらう必要があります。やろうと思えば、このステップに2年でも3年でもかけることさえできてしまいます。
もちろん、時間をかけてさまざまなデータを集めることで、より深い示唆が得られる可能性はあります。しかし、最初のサイクルでそれをやってしまうと、プロジェクトは進みません。完璧を目指して時間をかけすぎるのではなく、現実的な落としどころを見つけることが重要です。
データ収集にどれだけ時間をかけるかの基準としては、「いつまでに結果が求められるのか」から逆算するのが実践的です。
設定された課題によって、「分析」に必要な期間は大きく変わるので、一概には言えませんが、実務においては、分析に着手してから最初の結果を出すまで、1カ月以内を要求されることが多いでしょう。
そこから分析以降にかかる時間を見積もることで、データ収集に必要な時間を逆算できます。
限られた時間の中で、どんなデータを収集すればいいのか。一般的にデータ分析では、下記の図(図表3)のように「データの重要度」と「データ準備の難易度」の2つの軸で判断します。




















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