「データを前に思考停止する」人が知らない整理術――「集めて満足する」人から「次に活かす」人になるための手法
6ステップを進めている場合、まず「データの重要度」は、仮説の優先順位と同じです。戦略に基づき、優先度が低いと判断できるデータは、その時点で分析の対象から外れます。
一方、「データ準備の難易度」はデータの種類によって異なります。社外にあるデータの場合、難易度は主に「お金」の問題になります。他方、社内にあるデータの場合は、「工数」が問題です。
社内データを集める際のハードルになりがちなのが、部門間の壁です。
データが1つの部門内で集められるのであれば問題ありませんが、部門をまたぐ必要があるなら、その調整が必要です。「意思決定者を巻き込む」ことは、この部門間の壁を突破しやすくすることにもつながります。
また、過去にデータが蓄積されているかどうかも難易度に関わります。これから貯めるということになる場合は、そのコストも考慮する必要があるでしょう。
分析の経験を重ねることの意味
このようにして評価した「難易度」と「重要度」の両軸から、集めるデータの優先順位を決めます。必然的に、重要度が高く、集めやすいデータから手をつけることになります。
ただし例外はあります。最初の分析結果が思わしくないとき、分析精度を上げるためだけに、「重要度は低いが集めやすいデータ」を追加することがあります。
例えば、売上と広告費の関係性を知りたいとします。広告に予算を投下したときに、なぜか売上が下がった。調べてみると、同時期に競合も広告を出していた。その場合、広告効果を正しく分析するためには、「競合に関する要素」を入れる必要があります。
このように、基本的には、分析をしてみてからの判断になります。
ただし、経験を重ねることで「このデータを入れておくべき」といったこともわかるようになります。これが、データ分析への「感性」を磨くことにつながっていきます。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら





















無料会員登録はこちら
ログインはこちら