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中国で『名探偵コナン』が大炎上 「中国人のイチャモン」「的外れすぎる批判」とも言い切れぬ事情…日本への"ブーメラン"になりかねない?

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  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授

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中国でも映画が公開されたりイベントが開催されたりなど、絶大な人気を誇る『名探偵コナン』(写真:時事)

中国で、人気アニメ『名探偵コナン』が炎上しているという。

内容を見てみると、もともと中国で批判を浴びていたマンガ『僕のヒーローアカデミア』(以降、「ヒロアカ」と表記)とのコラボ企画が火種となり、コナンに延焼したようだ。

なぜ『名探偵コナン』は炎上したのか

SNSでは、炎上に対して「的外れな批判」「中国のイチャモン」「過剰反応」といった声が目立つ。たしかに、炎上した理由はわかりにくい。ただ、きちんと読み解いてみると、中国側の不当な批判とも言いがたい面がある。

中国でたびたび起こる日本への批判やバッシングを見ると、たしかに不当なものも少なからずあるが、そうでないものもある。また、中国においては、炎上が政府によってコントロールされているという側面もある。

昨今、愛国心の強い日本のSNSユーザーが、対中国人をはじめ、外国人へ排外的な発言を繰り返し行うようになっている。筆者はそれを見ていて「日本も着々と“中国化”が進んでいるな」と感じた。

中国を叩く「愛国者」によって、日本が現在の中国が陥っているのと同じ罠にはまってしまうのは皮肉なことなのだが、実際にそれが起き始めているのが現在の日本である。

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【中国人や韓国人から「歴史を侮辱している」と批判が起きた】

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