訳知り顔に語っていても、なぜか【話が浅いと思われる人】がやらかしている4つの"致命的なミス"
たとえば、いまは人道的に否定されている「奴隷制」も、古代ローマでは積極的に用いられていた。そして、ついこの前までアメリカにも数多くの奴隷がいたことを考えれば、「奴隷制=悪」は、比較的現代の考え方である。
したがって、彼らはなぜ「奴隷」を用いたのか、なぜ彼らはメリットがあると考えたのか、当時の状況を知らなければ、奴隷制の意義について議論はできないはずである。感情論のみで「奴隷制は悪だからダメ」では話にならない。
またヨーロッパ人がなぜ、ほかの大陸の人々を征服できたのか。なぜ逆ではなかったのか。アメリカの先住民がヨーロッパを征服していてもよかったはずである。
「浅い」話では「西洋人が優秀だから」という単純すぎる解釈があるが、歴史学者のジャレド・ダイアモンドは著書『銃・病原菌・鉄』(倉骨彰訳/草思社)のなかで、地理的要因、利用可能性の高い生物種の存在、気候変動など、複雑かつさまざまな要因をあげている。
一見すると不合理な制度に見えても、それが採用された当時の状況では極めて合理的だったのだ。
「国産だから安心」の根拠はどこに?
③根拠が薄弱
話の根拠が薄弱な人がいる。たとえば、マーケティングの会議で「なぜ30代の女性をターゲットにしたのか?」と聞かれたとき、「テレビで、30代の女性のお客さんが多いと言ってた」と言う人がいた。「それ以外は?」と聞かれると「それ以外はない」と答える。
もちろん、テレビの情報をあてにするのはダメだ、と言うつもりはない。そうではなく、問題なのは複数の情報源にあたらないことだ。
WEBで調べてもいいし、文献にあたってもいい。専門家に聞きに行ってもいい。「浅い話をする人」は、とにかく「情報を信じすぎる」のだ。
人を疑わないのは美徳ではあるが、テレビであっても間違うし、WEBは正確な情報が書いてあるとは限らない。専門家は自分に都合よく解釈することも多い。さまざまな文献にあたって、自分なりの見解がイメージできるくらいでなければ、「浅い」話に終始する。



















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