「風邪がなかなか治りません。咳と鼻水が続いています」
11月半ばくらいから、このような訴えで外来を受診する患者さんが増える。熱はなく、倦怠感は軽度だ。よく聞くと「咳は夜寝るときと、朝方に多い」という。
血液・画像検査でも問題ない
これは風邪をこじらせているわけではない。念のために血液検査やX線撮影による画像検査をしても、問題は見つからない。
実は、このような患者さんはハウスダストアレルギーである可能性が高い。本稿では、普段あまり注目されることがないハウスダストアレルギーを解説したい。
ハウスダストとは、ダニのふんや死骸、カビ、花粉、ペットの毛やフケなどの総称だ。いずれもアレルギーの原因となる。
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【顕微鏡で拡大したダニとハウスダスト】
