2025年の"勝ち筋"は「下落局面での買い」だった、ディープシークショック・トランプ関税・暗号資産が起こした波乱をストラテジストが振り返る

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同氏は、暗号資産セクターの一部について、強気の姿勢を保っている。それでも、トランプ氏がこの業界を支持したことで市場の大半を席巻した熱狂は、この瞬間で冷めた。

この動きは、2025年に他分野で成果を上げた「値下がり時の買い」戦略にも逆行している。ビットコインは2022年の暴落以来初となる年間下落に向かい、他の人気仮想通貨も過去2カ月で急落した。これにより、ストラテジーやトランプ一族が関わるアメリカン・ビットコインなどの仮想通貨関連株は打撃を受けている。

11月21日:年末に向けた安堵

この頃は、リスク回避の動きが、広範な株式市場も押し下げるかと思われていた。AI関連株の過熱した評価や、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースへの懸念が、S&P500種指数を圧迫していたからだ。

だが、懸念は長続きしなかった。11月21日、労働市場の減速がFRBの金融緩和継続を促すとの見通しが広がり、株価は反発を始めた。実際、12月10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、FRBは緩和を継続した。

トランプ氏による貿易戦争、連邦政府職員の人員削減、議会での対立を受けた過去最長の政府閉鎖にもかかわらず、米国経済は景気後退の懸念を覆し続けている。バブル説が飛び交う中、AIブームも崩壊には至っていない。また、トランプ氏が来年誰を指名するにせよ、パウエルFRB議長の後任は、さらなる利下げを支持する可能性が高いとみられている。

これにより、2026年に向けては、楽観的な見方が広がっている。今年の株価上昇は、弱気の見通しを固持していた人々を痛烈に打ちのめしたものの、ウォール街のストラテジストらは、S&P500が4年連続で上昇すると予想している。もしこの予想通りなら、過去20年近くで最長の連勝記録となる。

フリーダム・キャピタルのチーフマーケットストラテジスト、ジェイ・ウッズ氏は「市場を襲った巨大な波をいくつも乗り越えたことで、全体的に安心のため息が漏れている」と述べた。

著者:Matthew Griffin

ブルームバーグ
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