なぜ世界で1.3億人がハマる?語学アプリの王者「Duolingo」、日本市場で英語能力試験「DET」を本格展開→開発背景に強烈な<教育格差の体験>

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デュオリンゴイメージ
教育アプリの中でダウンロード数が世界1位の「Duolingo」。日本市場では英語能力試験の本格展開も始めている(写真:Duolingo)

42言語、250以上の語学コースを基本無料で学べるアプリ「Duolingo」が世界的な存在感を高めている。マンスリー・アクティブ・ユーザー(MAU)1億3530万人、デイリー・アクティブ・ユーザー(DAU)5050万人を擁し、教育アプリのダウンロード数としては世界1位、シェアは90%以上に達するという。

近年は、生成AIを搭載した「Duolingo Max」のプランをリリースし、安価なオンライン英語能力試験「Duolingo English Test(DET)」の日本市場での本格展開も始めるなど、新たな動きも注目されている。

日本は「継続力世界トップクラス」の市場

Duolingoが急成長した理由について、日本市場責任者の水谷翔氏は「『退屈で大変』だった語学学習の常識を覆し、ゲーム感覚で『楽しく学べる』という新たな体験価値を提供できたことが大きい」と語る。

Duolingoは、「読む・書く・聞く・話す」の4技能の練習1セットに5分程度で取り組める設計となっている。創業者のルイス・フォン・アーンらは、「モチベーションの継続こそ語学学習の最大の障壁」と捉え、ストリーク(連続記録)に加え、ユーザー同士のリーグ戦を通じたXP(経験値)競争、昇格・降格システムなど、ゲーム的要素を随所に組み込んだ。

アプリ内やプッシュ通知でユーザーを励ますのは、表情豊かな緑のフクロウのキャラクター「Duo(デュオ)」。膨大なABテストを経て導き出された最適なプッシュ通知のタイミングなども、継続率を押し上げている要因の1つだと考えられる。

日本市場への本格参入は2020年からだが、ユーザーは累計で1000万人を突破。日本のDAU数は右肩上がりで、世界トップ10に入る規模だという。

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