奨学金返済のために「推し活を断捨離」…手取り19万円女子が「奨学金200万円をわずか5年で完済」した舞台裏が凄かった

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「基礎化粧品などに、月1万円ほど使っています。これは自由に使える交際費の枠から出していて、意識的に『ここにはお金をかけよう』と決めています。というのも、30歳を過ぎてから肌の変化を実感するようになったからです」

基礎化粧品であれば、必要経費なのだと思うが、美容といっても医療脱毛などではないのが、大林さんらしい。

今の価値観を受け入れて生きている

「やっぱり金額が高すぎて、自分には贅沢だと思ってしまいます。でも、『贅沢だと思ってしまう自分』に、少し寂しさを感じることもありますね。ただ、今はそういう価値観で生きているんだなと受け入れています。悔しいとか悲しいというわけではなく、自分の中ではきちんと割り切れています」

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物価高が続く今の状況では、節約は欠かせない。しかし、奨学金の返済のために、月3万円の交際費や推し活代すらあきらめなければならないという現実には、驚きを隠せなかった。

大林さんは奨学金を借りたことに後悔はしていない。奨学金を借りなければ大学進学はできなかった。ただ、一方で人生の選択肢が制限されたこと、そのような生き方にすっかり慣れたことには、一抹の寂しさもあるようだ。

「もっとアルバイトをがんばって、奨学金の額を減らす努力もできたかもしれないし、そもそも『借りる』という選択自体をもっと慎重に考えられたらよかったと、少し後悔しています。『借りること』が悪いとは思いません。でも、借りる前に情報をきちんと集めて、自分で納得して決めることが本当に大切なんです。もしもっと早く、いろんな奨学金の選択肢を知っていたら、今とは少し違う生活になっていたかもしれませんね」

本連載「奨学金返してたら生活こうなった」では、奨学金を返済している/返済した方からの体験談をお待ちしております。お申し込みはこちらのフォームよりお願いします。
千駄木 雄大 編集者/ライター

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せんだぎ・ゆうだい / Yudai Sendagi

編集者/ライター。1993年、福岡県生まれ。奨学金、ジャズのほか、アルコール依存症に苦しんだ経験をもとにストロング系飲料についても執筆活動中。奨学金では識者として、「Abema Prime」に出演。編集者としては「驚異の陳列室『書肆ゲンシシャ』の奇妙なコレクション」(webムー)なども手掛ける。著書に『奨学金、借りたら人生こうなった』(扶桑社新書)。原作に『奨学金借りたら人生こうなる!?~なぜか奨学生が集まるミナミ荘~』がある。毎月、南阿佐ヶ谷トーキングボックスにて「ライターとして食っていくための会議」を開催中。

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