極度の緊張と不安…中学受験失敗のトラウマ抱える受験生からの相談に東大生がかける言葉

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よく受験はマラソンに例えられますけど、僕は受験ってマラソンじゃないと思っています。マラソンは景色が変わりますよね。「あ、今20km地点だな」「あと半分か」とか、状況が目に見える。でも受験は違う。勉強しても景色は変わらないんです。

今自分がどれくらい進んでいるかも見えないし、ゴールとの距離もわからない。もしかしたら明日受かるかもしれないし、1年頑張っても落ちるかもしれない。

だからこそ、受験はマラソンではなく、僕にとっては「フライパン」だと思っています。フライパンの上で焼かれているようなものですね。じりじりと焼かれているような、逃げ出したくなるような熱さ。その上からはいつでも降りられる。志望校のレベルを下げる、推薦に切り替える、中堅校に出願する……、そうすれば一定の安心感が得られる。

でも、東大や早慶、難関国公立を目指す人たちは、その“楽なほうの道”に逃げず、最後までフライパンの上に居続けなきゃいけない。

「自分は受かってるのかな」

「いや、落ちているかもしれない」

「どうしようどうしよう」

そんな不安と熱に焼かれ続ける。その状態に耐えられる人が、最後は勝つんだと思います。

中学受験の失敗がトラウマ? それなら“なおさら”大丈夫

質問者さんは「中学受験で失敗したから、また同じことになる気がする」と言っていますけれど、実はそこにも大きな強みがあると思います。

中学受験で失敗した経験があるからこそ、あなたは受験が甘くないことを知っていますし、「努力したのに結果が出ない」という痛みを知っています。

これ、すごく大事な資質です。中学受験で成功体験しか持っていない人よりも、あなたのほうが“本番の怖さ”を知っている。だからこそ、油断しない。だからこそ、慎重になれる。失敗の経験は、未来の失敗の予兆ではなく、未来の成功の土台になるのではないでしょうか。

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