このうち、ここでは職場内の上下関係に目を向けてみよう。枠内の下線を引いた箇所が主なポイントになる。キーワードは「オフィスでも無敵化する若者たち」だ。
理想の上司は塾講師?!
図表をご覧いただきたい。これは、日本能率協会が全国の新入社員を対象に調べた「理想の上司像ランキング」だ。
昨今の若者の間で断トツの人気となったのは、「仕事について丁寧な指導をする」上司だ。同様に、「部下の意見・要望に対し、動いてくれる」上司も急上昇中。動いてくれるという項目が人気になるあたりが、まさに今風といったところ。
逆に、「場合によっては叱ってくれる」や「仕事の結果に対する情熱を持っている」といった熱い上司は人気急落の憂き目にあっている。
とにかくわかりやすく教えてほしい
もう一つ、株式会社SHIBUYA109エンタテイメントがとった「Z世代社員にとっての理想の上司像」アンケートも興味深い。
「分かりやすい言葉で説明してくれる」や「丁寧に教えてくれる」が人気なのは先の調査結果と変わらない。
僕が興味深いと思ったのは、中位付近にある項目たちだ。たとえば、「リーダーシップがある」や「決断力がある」「尊敬できる」といった項目は、上司として最も重要な必須項目ではないのか(だって、リーダーシップがあって、決断ができて、人として尊敬できるんですよ?)。
にもかかわらず、これらの順位はごく平凡な真ん中くらい。
つまり、このデータが示すことはこうだ。
上司とは、決断力がなくてもいいし、尊敬できなくてもいいから、とにかくわかりやすく教えてくれることが大事。
これって「理想の塾講師像」の間違いじゃないの?
と、思ってしまう。
さらに特徴的なのが、下位に位置した項目たちだ。
「友達のように接してくれる」や「食事に頻繁に誘ってくれる」のなんと人気のないことか。





















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