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独フォルクスワーゲンが新興EV「小鵬汽車」のAI半導体を採用、運転支援システムの中核に。中国のスマート運転技術が世界をリード

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小鵬汽車が独自開発したAIチップ「チューリング」。同社のスマートカー技術の中核となる(同社ウェブサイトより)

ドイツの自動車大手、フォルクスワーゲングループ(VW)は中国の新興EV(電気自動車)メーカー、小鵬汽車(シャオペン)が独自開発したAI(人工知能)半導体チップ「図霊(チューリング)」と先進運転支援システム(ADAS)を採用する。両社で共同開発中のVWブランド車に搭載する計画だ。小鵬汽車が11月5日に開催されたテック関連イベントで明らかにした。

両社は、2023年7月に技術協力の枠組み合意を締結。同時に、VWは小鵬汽車に約7億ドル(約1080億円)を出資、4.99%の株式を取得して戦略的パートナーシップを強化した。こうした提携関係をもとに自動車用の「電気/電子(E/E)アーキテクチャー」や、小鵬汽車の既存プラットフォーム(車台)をベースとした2車種のEVモデルの共同開発を進めてきた。

「26年発売のVW新モデルに搭載」

小鵬のAIチップとADASについて、小鵬汽車の顧宏地・副董事長兼共同総裁(副会長兼共同社長に相当)は、「まず26年に発売予定のVWの新型モデルに導入する。将来のラインナップの拡充やEV以外のモデルへの応用については、今後の状況を見ながら判断する」と明言した。

AIチップ「チューリング」は、25年7月に初めて小鵬汽車のモデルに採用され、現在は同社のSUVモデル「G7」の最上位グレードと新型「P7」の全グレードに搭載されている。これらのモデルは、すべて3基のチューリングを搭載している。

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【運転支援システムの実力は?】

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